![](https://www.kansaidrummermusiclife.com/wp-content/uploads/2021/03/federico-respini-sYffw0LNr7s-unsplash-1024x576.jpg)
こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
僕は関西のいろいろな場所でドラムレッスンしているのですが、よく聞かれることがあります。
![](https://www.kansaidrummermusiclife.com/wp-content/uploads/2021/04/question_head_boy-243x300.png)
これ、非常に多いです。確かにそうですよね。ドラムのサイトを巡ってみても、スティックの種類は書いてあれど、これがいいよ!なんて記事はあんまりでてこないです。
それもそのはずで、年齢や性別、体格や力の有無で使いやすいスティックが変わってくるからです。
というわけで、今回は僕が今まで実際に使ってきてこれは良かったと思うスティックを紹介します。
僕は成人男性の身長163cmで、力を使わずに叩いているタイプです。似たような身長の方の参考になればと思います。
目次
スティックの種類
ちょこっとだけ種類について説明します。ホントにちょこっとだけ。
ヒッコリー
スティックの中ではこれが一番有名なんじゃないでしょうか。ロックで使われることが多いです。木が固めなので、ハードヒットにもしっかり応え、繊細な演奏にも使える優等生です。ちなみに、クルミの木です。
メイプル
なんか美味しそうな名前ですね。ジャズでよく使われるイメージです。シンバルを叩くと、その音の綺麗さにうっとりします。少し脆いので、よく折れやすい、なんてイメージを持たれます。カエデの木です。
オーク
メイプルとは一転、強そうな名前ですね。正直、あんまり使ったことがないです。気分転換で使うことはあっても、仕事で使うことは・・・な印象。大振りなロックでたまーに使うことがあります。ナラもしくはカシの木です。
結局何使えばいいの?
楽器屋に行ったらとんでもない量のスティックがありますよね。
色々ありすぎて迷っちゃうと思います。
まずはこれを使ったら大丈夫だよ、というものから紹介します。
初心者向け
「ドラムを始めるならこれを買いましょう」な初心者向けのものを紹介します。
Pearl 110HC
初心者と言えばこれ、な定番です。とりあえず使ってみましょう。
軽いので使いやすいです。
TAMA H2145-B
こちらも初心者向けのスティックになっています。
女性でも扱いやすいので、オススメです。
YAMAHA YS5A
こちらは男性向けになります。
ある程度重量があるので叩き心地が良く、ロックで使える印象です。
子供向け
最近では小さなお子さんがドラムレッスンに来ることが多いです。
そこで、キッズ用のスティックも紹介しておきます。
YAMAHA YCSJSL
小学校低学年用になります。もちろん小学校入学前のお子さんでも使えます。
YAMAHA YCSJSH
小学校高学年用です。背の高いお子さんなら低学年からでも使えます。
VIC FIRTH SD4 COMBO
大人用になりますが、とても軽いのが特徴で簡単に扱えます。
背の高い子なら、小学校高学年でも問題なく使えます。
中上級者向け
ある程度ドラムを続けていると
![](https://www.kansaidrummermusiclife.com/wp-content/uploads/2021/05/drummer_man-300x284.png)
という疑問が浮かんできます。
そんなあなたにいくつかオススメを紹介します。
色物もありますので、「こんなスティックもあるんだな」な気持ちで見てください。
VIC FIRTH SD4 COMBO
先程子供向けと言いましたが、もちろん大人でも扱えます。
というか、僕はこれを本命にしています。
軽くて良い音、そして大音量も出しやすい。正直、一番オススメです。
VATER STUDIO2
昔使っていたスティックです。
ハードロックやヘヴィメタルを演奏するときに使用していました。
重すぎず、でも音量を稼げるので、ギターを歪ませるような音楽で使いやすいです。
Pro-mark TXRK1W
スティックの先っちょの粒のような形を「チップ」と言いますが、このスティックにはチップがありません。
こういったスティックは「チップレス」と言います。
演奏における優先事項が「とにかく音量を出したい」ならコレを使いましょう。
耐久性も抜群です。
かなり癖があるので、初心者さんは間違って買わないようにしましょう。
TAMA M-JAZZ
名前の通り、ジャズを演奏するときに重宝します。
シンバルを叩くと分かるメイプル特有の綺麗な音に、衝撃を受けます。
かなり脆いので、ハードヒットはご法度です。
スティックを使い分けよう
昔、「スティックも立派な楽器だから何種類か使えるようにしておくと演奏に困らない」と教わりました。
確かにその通りで、「ロックならこれ、ジャズならこれ」と言う風に使い分けると、自分が思っていたより演奏の幅が広がったのを感じます。
1種類のスティックにこだわらず、いくつか試してみると意外な効果が生まれます。
僕は3種類ほどのスティックを使い分けています。重さや音が全然違うので最初は戸惑いましたが、慣れの問題なのですぐに扱えるようになりました。
あなたが曲に苦戦しているのは、もしかしたらスティックが原因かもしれません。
疑問に思ったらまずは試してみましょう。
さいごに
スティックと一概に言っても、体格や性別、年齢によって選ぶスティックは全く違ってきます。
今回紹介したスティックで「お、これ使ってみようかな」と思ったスティックがあったら、使ってみてください。
スティックの良いところは、他の楽器と違って値段が高すぎないので気軽に購入出来るところです。
1,000~2,000円で買えるので、まずは色々手を出してみましょう。
読んでいただきありがとうございました。
ドラムレッスンしています。詳しくはこちらをご覧ください。