こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
僕は高校卒業後にプロドラマー目指して音楽の専門学校に行ったのですが、新聞奨学生制度を利用していたのでその時の話を紹介しようと思います。
ここで社会の大変さと奴隷の実態と底の底を経験したので、この制度を利用しようとしている高校生諸君に現実を突きつけようと思います。
お覚悟を
新聞奨学生って何?内容と実態
まずここから紹介しなければいけません。簡単に説明します。
新聞奨学生とは
「学校の学費出してあげるね。住むところも準備するね」
「ウィッス。アザッス」
「その代わり新聞配ってね。そしたら学費返さなくていいからね」
「マジェッスカ!?アジャジャッス!」
こんな感じ。途中で辞めたら学費全額一括返済とかそんなルールがあった気がします。
達成者の割合
これは僕の体感ですが、同時期に新聞奨学生始めて無事卒業できたのは5%ぐらいです。
他の95%は何してたかっていうと学校をリタイアしてただただ新聞配る人になってました。
手前みそ並べるようで恐縮ですが、僕が働いてた店で学業と仕事を両立して卒業してたのは歴代僕だけらしいです。
つまり他が根性なしか僕が狂ってたかのどちらかです。
1日のルーティーン
ざっくり1日のスケジュールを紹介します。
AM2:30 起床→朝刊配達
AM6:00 配達終了→仮眠
AM9:30 学校
PM2:00 帰宅→夕刊配達
PM5:00 配達終了→集金
PM8:00 集金終了→楽器練習
PM10:00 練習終了→就寝準備
PM11:00 就寝
大体こんな感じです。
学校が新聞奨学生制度に寛容だったので授業は午前で終わりました。いやー良い学校。
それにしても
どこのブラック企業でしょうね。
ちなみに休みは
年3でした。
ちゃんと正月とお盆が休みなのが妙に腹立つ。
慎太郎とゆかいな住人達
ただ配るだけならいいんですけどね、配達先がキャラ濃ゆい人が多かったんですよね。
えずくぐらい臭い上司
ピンクのワンピース着て車いすに座ってる香水臭いおっさん
清潔感ゼロのクリーニング屋
あれ?指1本足りなくない?なおっちゃん
他にも挙げるとキリがないのでこれぐらいで。
最近世の中騒いでますけど
これが多様性か。
階段マスター
僕の担当区域は団地ゾーンだったのでそれはそれは階段が多かったんですよね。
何気なく数えてみたら1日1,000段のぼってました。
2年学校に通っていたので、724,000段のぼってたことになります。
すごいのかはわからん
基本ダッシュして1段飛ばしでのぼってたので今でもゆっくりのぼれません。謎の後遺症です。
あと、おかげさまで(?)ツーバスは周りが引くぐらい速くなりました。
紅?おっそwww
とか言ってました。好きな人ごめんなさい。
眠い
とにかく眠いです。
朝3時ごろから配達してお昼にドラム叩きまくって夕方からまた配達してたらそりゃ体力続かねーわって。
しかも配達は自転車ですし。バイク配達見て怨嗟の目で見てました。
眠さのピークが来たときは右車線走ってたのに
気が付いたら左車線走ってたりします。
更にピークが来ると学校での授業中にみんながガンガンドラム叩いてる横でお昼寝させてもらってました。
そして末期になるとドラム叩きながらランニングするというわけわからん幻想を見てました。
新聞奨学生をしてて良かったこと
無し
さいごに
新聞奨学生を目指してる人へ。
とにかくやめた方がいいです。
そんなことする暇があるなら地元の仲間とパーティーして青春を謳歌しましょう。
好きなあの子をどう口説こうか男連中で考えたり、浜辺で一人佇んでるときに「なーに黄昏れてんの!」って言われて冷たい缶ジュースをほっぺに当てられて「べっべつにそんなんじゃねえよ!おまえこそ急にどうしたんだよ!」「どうもしてないですぅー。寂しいのかなーと思って来てあげたんだよぉ」「そっそうか・・・」「ねぇ、今彼女いるの?」「はぁ!?そっそんなんいねぇしっ!」「えーじゃああたしが立候補し
とか遊んだほうが人生の財産になります。
ここまで読んでも新聞を配る覚悟があるなら止めません。
僕は応援しています。
辛すぎて枕を濡らしたり激務で心が無くなることもあるかと思いますが、それも経験です。
一緒に乗り越えましょう。
読んでいただきありがとうございました。
ドラムレッスンしています。詳しくはこちらをご覧ください。