ドラムの話

【ドラム上達の第一歩】スティックの持ち方を知ろう

 

こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。

 

突然ですが、ドラムの練習をしていてこんな悩みはありませんか?

 

・なかなか綺麗に叩けない

・1曲叩くだけですぐ疲れちゃう・・・

・音が綺麗じゃない・・・

 

 

僕も初心者の頃はずっと考えていました。

 

独学だったので誰にも相談できず、好きなドラマーの映像を見て考える毎日・・・。

 

何故こんなにうまく叩けるのか・・・。

 

結論から言うと、スティックの持ち方と叩き方にありました。

 

 

今回の記事では、

4つのスティックの持ち方とその効果

最初に覚えるべきスティックの持ち方

この2つに焦点を当てていきます。

 

参考になれば幸いです。

 

 

スティックの持ち方

 

まずは、持ち方から紹介します。基本のキになるので、とても重要です。

 

1.スティックの下から1/3あたりを親指の腹と人差し指の第一関節でつまむ

 

 

 

2.中指、薬指、小指はスティックに触れるだけ

 

 

このまま手を裏返してみましょう。

 

 

これではまだ未完成です。

 

腕の延長にスティックがあるように一直線上に持つようにしましょう。

 

↓のように調整します。

 

 

さらに音量を出したい時はギリギリ後ろを持っても大丈夫です。

 

ここで注意点があるのですが、必ず力を入れてはいけません。

 

気を抜くとすっぽ抜けるぐらいの力で持つのが丁度いいです。

 

力めば力むほど、良い音色は遠ざかっていきます。

 

ここまでが、最初の持ち方です。

 

 

用途別のスティックの持ち方と名称

 

それでは、構え方を見ていきましょう。大きく分けて4種類あります。

 

フレンチグリップ

 

親指を上にして持ちます。

 

 

主に指や腕を使って演奏する特に使用します。

 

指を使って繊細な音や、腕を使って大きな音を出したりと、出番が多くなっています。

 

音量をコントロールしやすいので、ハイハットやライドシンバルを叩く右手だけフレンチグリップにしている、という人をよく見かけます。

 

その反面、手首が使いにくい構えなので高速の連打には適していません。

 

ジャーマングリップ

 

手の甲を上にして持ちます。

 

 

手首を使って演奏するときに使用します。

 

速いスピードに対応ができて、連打も叩きやすくなります。

 

訓練すれば、とても小さな音も叩けるようになるので、音量の幅を利用した表現が可能になります。

 

欠点をあげるとすれば、フレンチグリップほど指を使えないので、ハイハットやライドシンバルを叩くのに不向きなところでしょうか。

 

アメリカングリップ

 

先述のフレンチグリップとジャーマングリップの中間を意識して持ちます。

 

 

指も使えて手首も効かせられる。まさにフレンチグリップとジャーマングリップの良いとこどりです。

 

多くのドラマーがこの構え方を採用しています。

 

あまり意識しなくても構えられる形になっているので、気持ちの面も楽です。

 

特に欠点がないところも素晴らしいです。

 

フレンチグリップ、ジャーマングリップ、アメリカングリップの総称をマッチドグリップと言います。

 

レギュラーグリップ

 

こちらは中級者以上の方向けになりますが、紹介しておきます。

 

 

別名をトラディショナルグリップと言います。

ジャズを叩くときに使用している人を見たことがあると思います。

 

右手はマッチドグリップ、左手はレギュラーグリップにして、あえて太鼓の響きをそろえないことが目的になっています。

 

この持ち方は難易度が高いうえに時間がかかるので、後回しにして大丈夫です。

 

 

どの持ち方が良いの?

 

 

最初はアメリカングリップから始めるのがオススメです。

先程紹介したように、多くのドラマーが使っていることが理由になっています。

 

皆使っている=それだけ便利と考えていただいて問題ありません。

 

しばらく練習して安定してきたら、ジャーマングリップ、フレンチグリップを練習していきましょう。

最終的にはすべて扱えるようになり、曲に応じて切り替えていくのが一番です。

 

複合して使う

 

気を付けてほしいのは、「両手とも同じように構えないと・・・」と考えないようにすることです。

 

こちらの動画を見てみましょう。

 

 

色々なグリップを効果的に使っています。

 

右手はフレンチグリップで左手はアメリカングリップ、皆さん結構使っています。

 

状況に応じて自然と切り替えられることが理想です。

 

さいごに

 

今回は、スティックの持ち方を紹介させていいただきました。

 

構え方によって、有利になる場面や不利になる場面があるので、この記事を頭の片隅にでも置いておいてもらえると、後々に活きてくるかと思います。

 

少し長くなったので、叩き方については次回紹介します。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

※叩き方についてはこちら

 

 

ドラムレッスンしています。詳しくはこちらをご覧ください。

 

その他の雑記

2024/3/13

手術を受けてきました

  こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。   ありがたいことに、このブログ結構読んでくださってる方いらっしゃるんですよね。嬉   毎晩どこかの誰か様がブログでお勧めしている商品を買ってくださっているようで、深夜の金銭感覚が狂うタイミングで購入報告を受けます。 いつもありがとうございます。   嬉しいことに、生徒さんからもブログのお話を振ってくださいます。 そしてよく言われる   つぎの更新いつですかー?   というプレッシャ ...

ReadMore

ドラムの話

2023/10/19

【ドラム】パルスって何?【初心者】

  こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。   音楽用語ってたくさんありますよね。 リタルダント、ダルセーニョ、スタッカート、コンピング、アッチェレランド、フォルテ、ピアニッシモ、レガート、アレグロ、ペザンテ、ドルチェ、下手(しもて)etc…   今回はその中でも、パルスについて紹介します。 聞いたことはあるけど、イマイチ意味がわかっていない。そんな言葉ではないでしょうか?   実はパルスを理解し練習に組み込むことで、今よりも1つ上のステージに進 ...

ReadMore

音楽雑記

2023/10/13

【初心者】ジャズの曲構成ってどうなってるの?【聞き方】

  こんにちは、慎太郎(shintaro_163cm)です。   ロックやポップス、ハードロックやファンクを叩いてきたけど、そろそろジャズに挑戦してみよう!と思う方は多いと思います。 もちろん、僕もそう思う1人でした。 ジャズの有名なアーティストを全く知らないままにTSUTAYAに向かい、ジャズコーナーで適当にCDをレンタルしていたのを覚えています。     その時の感想が   なんかサックスめっちゃ吹いてる サックスのソロ長いな ドラムソロスネアめっちゃ ...

ReadMore

その他の雑記

2023/3/2

カラーレンズのメガネを買ったら人生楽しくなった話

  こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。   生まれてから25年ぐらい視力は2.0だったのですが、不規則な生活やら譜面の見過ぎやらの影響でやたら目が悪くなりました。 どれぐらい悪いかというと、車の運転はギリギリ裸眼でできるぐらい。要はそんなに悪すぎない。   ですが今は絶賛メガネ生活してます。 景色が綺麗に見えるって大事。     で、数年メガネ生活を続けていてふと思ったんですよね。 メガネ飽きるなぁと。   毎日同じ物を使 ...

ReadMore

音楽雑記

2023/1/19

名盤を聴いても心が動かないときは

  こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。   よく音楽史に残る名盤!なんて文言をよく目にするかと思います。   The Beatles、Led Zeppelin、Michael Jackson、Queen、James Brown、B.B. King、Louis Armstrong等の超ビッグネーム達が残した音楽の事を指しますね。   彼らの残した功績は計り知れず、現代の音楽にも影響を与えています。     僕も音楽を生業にし ...

ReadMore

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

植村慎太郎

ドラム歴20年。 ドラム講師歴15年以上。 普段は某大手音楽教室とかスタジオとかいろんなところでドラムの先生してます。 好きな音楽はポップス、R&B、ジャズ。 とりあえず当たって砕けてから考えるタイプ。

-ドラムの話
-,

© 2024 関西ドラマーの音楽日記 Powered by AFFINGER5