こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
楽器を始めると、自分の楽器が欲しくなります。
よくTwitterで目にするMy New Gearというやつですね。
他の人が買っているのを見ると、不思議と自分も欲しくなってきます。
そんな時、「自分みたいな初心者はどんな楽器を買えば良いの?」と考える人は少なくないはずです。
初心者だから初心者向けの楽器を買えば良いのか・・・
初心者とか関係なく欲しい楽器を買えばいいのか・・・
人の数だけ答えがあるかと思います。
今回は、そんなお話について私見を述べていこうと思います。
失敗談も交えながら紹介させていただきますので、お気軽に読んでみてください。
良い楽器を買おう
いきなり結論から言いますが、初心者はとにかく良い楽器を買いましょう。
むしろ、初心者こそ良い楽器を買うべきです。
良い楽器と言いますが、その定義は単純で「良い音が出る楽器」です。
値段が安いけど良い楽器や高価で良い楽器等、色々あるかと思いますが「これでいいや」と妥協だけはしないでください。
ここからは、なぜ良い楽器をお勧めするのかを解説していきます。
音を出すのが楽しい
これは実際に体感すると分かることなのですが、良い音が出る楽器を触るのはとても気持ち良いです。
音を出しているだけで、上手くなったような気分にさせてくれます。
音が気持ち良いので、ずっと楽器に触っていたくなります。
楽器を触るということは、練習したくなります。
そして、自然と練習時間が長くなっていき、知らず知らずのうちに上達していること間違いありません。
耳が肥える
良い音が身近にあると自然と耳が肥えてきます。
耳が肥えてくると、今まで気付かずにいた、良い音悪い音の区別が何となくついてくるようになります。
今のは良かったかも
さっきのはちょっとイマイチ
今のは神懸ってたぞ
こんな風に、自分の音に気を配れるようになってきます。
そうすることで、曲の練習やバンド練習の中での目標を細かく定めることができます。
今まで何となく練習していた曲も、こだわるポイントが出てくることで、より高い精度を目指すことができます。
扱いやすい
良い音を出す楽器は総じて演奏しやすく作られています。
つまり、音を出すことにストレスを感じることがありません。
色々な楽器を触っていると分かるのですが、同じ音を出そうとしても、それぞれの楽器によってに加える力は違います。
良い楽器は簡単に音が出せますが、そうでもない楽器は少しだけ力が必要だったりします。
この「少しだけ」が厄介なポイント。
単純に音を出すのはそんなに苦ではありません。
しかしそのまま曲を演奏してみると、積み重なった「少しだけ」が束になって襲いかかり、大きなストレスとなってしまいます。
その結果、そんなに演奏していないのに疲れ果ててしまい、「今日はやーめた」となってしまう。
楽器が違うだけで練習時間に差が生まれるなら、なるべく長く練習できる楽器を選びたいですね。
初心者楽器ってどうなの?
僕は音楽の専門学校でドラムを専攻していたのですが、「ドラムやるならベースも分かっておこう」と思い立ち、楽器店でベースを買ったことがあります。
貧乏学生でベースの知識は0だったので、何もわからずに初心者向けベースを購入しました。
値段は2万円以内だったと記憶しています。
いざ弾いてみると、思っていた音と違う事に違和感を感じます。
CDで聞いてるベースってこんなに音細かったっけ?
初心者だから仕方ないにしても、弾くのしんどすぎないか?
良い音が出るポイント狭すぎない?
そんなことを考えながら練習していましたが、楽しさをあまり感じられず、1ヶ月もしないうちに挫折しました。
それからバンドを組み、空き時間にメンバーのベースを弾かせてもらいました。
なにこれ音めっちゃ良い!
弾きやすいししんどくない!
これは弾いてて楽しいぞ!
あまりにも別の楽器すぎました。今まで自分が触ってた楽器ってなに?と驚きます。
例えるなら廃棄寸前のコンビニ弁当と老舗懐石料理ぐらいの差がありました。
さすがに言い過ぎかも知れませんが、それぐらい何もかも違ったので、初心者向け楽器を買うのは金銭的に余裕が無い等よっぽどの事情がない限りやめた方がいいと考えています。
さいごに
今回のお話ですが、簡単にまとめると以下のようになります。
楽器を買うなら良い楽器を選ぼう
音を出すのが楽しい
耳が肥える
扱いやすい
初心者向け楽器は
音を出しにくい
演奏してて疲れる
挫折しやすくなる
良い音を知れば世界が広がります。
世界が広がると、あなたの音楽人生が豊かになっていきます。
中には自分なんかがこんな楽器欲しがって良いのかな?と思う方も居るでしょうが、全然良いんです。
周りのためではなく、自分のために楽器を買いましょう。
読んでいただきありがとうございました。
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