ドラムの練習

【プロがおススメ】パッドで練習するアクセントストローク【ドラム】

こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。

 

今回は、ドラムの練習に必要不可欠なアクセントストロークを紹介します。

 

アクセントストロークとは、叩く時の強弱を利用してフレーズに抑揚をつけるテクニックです。

 

・フィルインが格好良くならない・・・

・叩く時に力が入っていい音が出せない・・・

・演奏するとすぐにバテちゃう・・・

 

 

こんな悩みをお持ちの方はすぐにアクセントストロークの練習をしましょう!

 

アクセントストロークが必要な3つの理由

 

脱力を知ることができる

 

アクセントストロークの練習をして音量の幅が広がることによって、力を入れなくてもよくなる場面が生まれます。

 

これは普段の演奏にも応用が利きます。

Aメロは脱力して小さい音、サビやギターソロは大きめの音というように使い分けることができます。

 

これにより演奏の幅が広がるので、工夫次第で1粒で何度もおいしい練習になります。

 

練習内容が広がる

 

ドラムの練習は、アクセントストロークの応用編が数多く存在します。

 

アクセントストロークを習得できたらそれで終わり!ではなく、そこからどう発展させていくのか、そんな課題が生まれます。

 

練習内容に飽きることがなくなるので、よりドラムが楽しくなります。

 

フィルインの引き出しが増える

 

いつも叩いているフィルインにアクセントを加えるだけで全く違うフィルインにすることができます。

 

例えばこちらをご覧ください。同じフレーズですが、アクセントを加えるだけで完全に別物になります。

これを極めると、ドラムソロに使用することができます。

 

 

練習方法

 

準備編

 

アクセントストロークがどれだけ大事か分かったところで、早速練習しましょう。

 

 

今回は、ダウンストローク、アップストローク、タップストロークを使用します。

 

ストロークについてはこちら

 

ダウンストローク⇔アップストローク

 

ダウンストロークとアップストロークを交互に叩きます。(BPM70です)

 

音符の上の逆にした「くの字」のような記号がアクセントマークで、音符の下に表記されている文字が、Dがダウンストローク、Uがアップストロークとなります。

この時に注意するべきは、アップストロークの音は小さく、そしてスティックを上げた時は顔の横まで持ってくることです。

 

タップストローク

 

タップストロークをひたすら続けます。

 

音符の下のTはタップストロークを表しています。

 

なるべく手首だけで動かせるようにしましょう。

 

実践編

 

それでは上の2つの叩き方を駆使して練習を始めましょう。

 

今回は、4発で1つのまとまりの、16分音符を使用します。

 

この練習はシンプルなルールが存在します。

片方の手がダウンストローク⇔アップストロークをしている時、もう片方の手はタップストロークをひたすら続けています。

 

動きに注目して練習してください。

 

1発目アクセント

 

右手はダウンストローク⇔アップストローク、左手はタップストロークをしているだけです。

 

2発目アクセント

 

1発目と反対で、右手はタップストローク、左手がダウンストローク⇔アップストロークになっています。

 

 

3発目アクセント

 

1発目アクセントの動きを参考にしましょう。

 

4発目アクセント

 

こちらは2発目と動きが同じですね。

 

練習時のコツ

 

この練習をする上での注意点やコツを大きく3つに分けて紹介します。

 

両手の動きは独立する

 

深く考えずに叩いていると、自然とタップストロークの音量が上がってしまいます。

これは、アップストロークにつられてタップストロークも上がってしまうことが原因です。

 

 

メトロノームを使うのは大事ですが、その前に動きの確認をしっかりしておきましょう。

 

オススメは鏡の前で叩くことです。

自分を客観視できるので、どこが出来ていないのかが一目瞭然です。

 

音量だけではなく音質にもこだわる

 

この練習は音量差をはっきりつける目的がありますが、ダウンストロークとアップ、タップストロークの音質に違いを出すことも大切です。

 

ダウンストロークは激しい音に、タップストロークはおとなしい音にするといった具合です。

しっかりイメージしましょう。

 

リズムにノッて叩く

 

不思議な事ですが、メトロノームと機械的に合わせて叩こうとすると、あまり上手くいきません。

 

メトロノームを音楽と捉えて、ノリながら叩いてみましょう。

たちまち無機質な練習が音楽的に聞こえてきます。

 

さいごに

 

アクセントストロークを使いこなすと、憧れの曲に一歩近づくことができます。

 

僕がドラムを始めて一番最初に衝撃を受けた曲も、アクセントストロークを駆使して演奏していました。

 

みなさんも是非習得して、好きな曲が叩ける喜びを知ってほしいと思います。

 

 

アクセントストロークを利用した練習はたくさんありますので、今後も紹介していきます。

 

読んでいただきありがとうございました

今回使用した機材はこちら

ドラムレッスンしています。詳しくはこちらをご覧ください。

その他の雑記

2024/3/13

手術を受けてきました

  こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。   ありがたいことに、このブログ結構読んでくださってる方いらっしゃるんですよね。嬉   毎晩どこかの誰か様がブログでお勧めしている商品を買ってくださっているようで、深夜の金銭感覚が狂うタイミングで購入報告を受けます。 いつもありがとうございます。   嬉しいことに、生徒さんからもブログのお話を振ってくださいます。 そしてよく言われる   つぎの更新いつですかー?   というプレッシャ ...

ReadMore

ドラムの話

2023/10/19

【ドラム】パルスって何?【初心者】

  こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。   音楽用語ってたくさんありますよね。 リタルダント、ダルセーニョ、スタッカート、コンピング、アッチェレランド、フォルテ、ピアニッシモ、レガート、アレグロ、ペザンテ、ドルチェ、下手(しもて)etc…   今回はその中でも、パルスについて紹介します。 聞いたことはあるけど、イマイチ意味がわかっていない。そんな言葉ではないでしょうか?   実はパルスを理解し練習に組み込むことで、今よりも1つ上のステージに進 ...

ReadMore

音楽雑記

2023/10/13

【初心者】ジャズの曲構成ってどうなってるの?【聞き方】

  こんにちは、慎太郎(shintaro_163cm)です。   ロックやポップス、ハードロックやファンクを叩いてきたけど、そろそろジャズに挑戦してみよう!と思う方は多いと思います。 もちろん、僕もそう思う1人でした。 ジャズの有名なアーティストを全く知らないままにTSUTAYAに向かい、ジャズコーナーで適当にCDをレンタルしていたのを覚えています。     その時の感想が   なんかサックスめっちゃ吹いてる サックスのソロ長いな ドラムソロスネアめっちゃ ...

ReadMore

その他の雑記

2023/3/2

カラーレンズのメガネを買ったら人生楽しくなった話

  こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。   生まれてから25年ぐらい視力は2.0だったのですが、不規則な生活やら譜面の見過ぎやらの影響でやたら目が悪くなりました。 どれぐらい悪いかというと、車の運転はギリギリ裸眼でできるぐらい。要はそんなに悪すぎない。   ですが今は絶賛メガネ生活してます。 景色が綺麗に見えるって大事。     で、数年メガネ生活を続けていてふと思ったんですよね。 メガネ飽きるなぁと。   毎日同じ物を使 ...

ReadMore

音楽雑記

2023/1/19

名盤を聴いても心が動かないときは

  こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。   よく音楽史に残る名盤!なんて文言をよく目にするかと思います。   The Beatles、Led Zeppelin、Michael Jackson、Queen、James Brown、B.B. King、Louis Armstrong等の超ビッグネーム達が残した音楽の事を指しますね。   彼らの残した功績は計り知れず、現代の音楽にも影響を与えています。     僕も音楽を生業にし ...

ReadMore

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

植村慎太郎

ドラム歴20年。 ドラム講師歴15年以上。 普段は某大手音楽教室とかスタジオとかいろんなところでドラムの先生してます。 好きな音楽はポップス、R&B、ジャズ。 とりあえず当たって砕けてから考えるタイプ。

-ドラムの練習
-,

© 2024 関西ドラマーの音楽日記 Powered by AFFINGER5