こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
![](https://www.kansaidrummermusiclife.com/wp-content/uploads/2021/04/question_head_boy-243x300.png)
レッスンでよくいただく質問です。
シンバルの中で1番大きいだけあって、どこを叩けばいいのか分からなくなってきます。
もちろん叩く場所によって音は大幅に変わります。
というわけで今回は、ライドシンバルの叩く場所と色々な演奏法について紹介します。
参考になれば幸いです。
ライドシンバルの部位
初めにライドシンバルの部位の名称から紹介します。
と言ってもそんなに難しくありません。
中央の盛り上がっているところをカップ
外周部分をエッジ
カップとエッジの間をボウ
大事なのはこの3つだけです。
面白いのは、同じシンバルなのにそれぞれ音が全く違うことです。
ボウを叩く
まずは、1番出番が多いボウの叩き方を紹介します。
ボウは範囲が広いので、厳密にはどこを叩けばいいのか分からない、と言った質問が多いです。
結論から言うと、カップとエッジのちょうど真ん中部分を叩けば正解です。
カップ寄りに叩くと甲高い音が加わってしまい、エッジ寄りに叩くと輪郭がぼやけてしまいます。
動画で確認しましょう。
このように、真ん中部分が1番バランスが良い音を出すことが出来ます。
音量バランスについて
このライドシンバル、ハイハットと違ってかなり大きい音が出ます。
なのでハイハットと同じようなテンションで叩いてしまうと、メンバーから
![](https://www.kansaidrummermusiclife.com/wp-content/uploads/2021/04/komatta_man2-270x300.png)
と言われてしまいます。
そんな事態を避けるためにも、スティックのチップ部分で意図的に小さく叩きましょう。
こちらをご覧ください。
左右のスティックのふり幅を見ると分かりますが、ライドシンバルはかなり抑えて叩いています。
それでもこれだけ鳴るので、ライドシンバルがどれだけ繊細か分かると思います。
カップを叩く
それでは次に、カップの叩き方になります。
こちらは先述したボウとは違い、スティックのショルダー部分で叩きます。
ショルダーで叩く事によって音が太くなり、楽曲に埋もれることがなくなります。
スティックのチップで叩いた時とショルダーで叩いた時の音に注目してみてください。
野太い音になりますね。
カップってどう使うの?
音だけ聞いたら飛び道具感が否めませんね。
こういう音は、ハードロックでよく使われます。
カップとボウを交互に叩くのが定番の演奏法になります。
0:50あたりから、耳をすませば甲高い音が聞こえてきます。
ドラムを抜き出すと、↓のようになっています。
このように織り交ぜて叩くと、曲にもなじみやすいです。
エッジを叩く
最後に外周部分のエッジの使い方です。
簡単に言うと、クラッシュシンバルのような役割を果たします。
クラッシュシンバルよりも大きい分音量操作の難易度は上がりますが、使いこなせば武器になります。
個人的にはライドシンバル単体ではなく、クラッシュシンバルの後に叩いて演奏になじませることが多いです。
こんな感じ
コツはちょっと気だるげに叩く事です。
ライドシンバルで実力が分かる
ライドシンバル1つで出来ることは、予想以上にたくさんあります。
まずは基本的な叩き方という事で大きく3つに分けて紹介しました。
ドラムセットの中でも音量、叩く部位、いつどの音を出せばいいのか、などと考えることが多い楽器です。
逆に言えば、使いこなせるようになればドラマーとしてレベルアップ出来るということになるので、これを機にライドシンバルについて考えてみてください。
どう叩けばいいのか分かんない!という時には、練習の手を止めて曲をたくさん聞きましょう。
曲の中に正解が隠されています。
この曲のような演奏をしたいな、この曲のシンバルはどんな音だろう。こんなことを考えながら聞くと新しい発見が出来て、あなたの演奏に活かされます。
読んでいただきありがとうございました。
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